こんにちは!AMU代表の鹿倉安澄です。私たちは「成果の出るコンテンツをデザインする」を合言葉に、Web掲載する文章の執筆代行をしている会社です。
企業や経営者の想いを伝えることを重視しつつ、インターネット上で多くの人に読んでもらえるように、SEO対策も意識しながら執筆しています。
メイン業務の『コラム運用』のほかに、最近ご依頼が増えてきたのが『経営者インタビュー記事執筆』です。他社との差別化やWeb集客のために「想いを伝えたい!」企業が増えているのを感じます。
「インタビュー記事」というと、少し大げさなイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
「創業したばかりで、語れるスゴい実績がない」
「有名人でもない私のインタビュー記事、誰も読まないよね? 掲載するメリットがあるのかな」
そう思う経営者の方もいるかもしれません。
でも実は、インタビュー記事をウェブサイトに掲載すると、中小企業のSEO対策とweb集客に大いに役立つんです。
今回は、webでの集客にお悩みの経営者のみなさんに向けて、その理由をご説明します。
インタビュー記事を制作して、経営者や企業の想いを多くの人に伝えよう
突然ですが、Webでの集客、うまくいっていますか?
「何から手をつけていいのかわからなくて、一歩踏み出せない」
「ウェブサイトに『強み』や『事例』のページを作ったが読まれている気配がない」
そんな声をよく耳にします。
かくいう私たちも、他人事ではありません。
このサイトにコラムやインタビュー記事を掲載していますが、コンテンツディレクターやライターの経験があっても、自分のこととなると途端に筆が進まなくなってしまうのは同じなんです。
名前・社名での検索は大チャンス!次につなげたい
経営者として表に出て、名刺交換やセミナー登壇など、社名や氏名が多くの人の目に触れるようになると、GoogleやYahoo!などで検索される機会が増えてきます。
顧客となりうる人が自ら調べてくれるせっかくのチャンス。
会社や経営者の考えがちゃんと伝わる記事を読んでほしいし、同姓同名の他人や同じ名前の他社の情報ばかり検索結果に出てしまうのも何とかしたいですよね。
では、どうしたらいいのでしょうか?
まずは実際に、私たちがお客様からご相談を受けたお悩みをひとつずつ見ていきましょう。
ご自身では気づいていなかった問題点が見えてくるかもしれません。
Webで集客したいけど、うまくいかない。原因は?
ケース①インタビュー記事やコラム(ブログ)の書き方がわからない
会社や経営者の想いを伝えるために、「コラム(ブログ)やインタビュー記事をwebサイトに掲載してみよう!」と思い立ったものの、書いてみるとうまくいかないというのは、よく聞きます。
自分たちのことを書くのって、実はとっても難しい。
だらだら長くなってしまったり、反対に数百字しか書けなかったり…。
スタッフに読んでもらったら「なんだか自慢げですね」なんてクールな意見に落ち込んでしまうことも。
挙げ句の果てに、膨大な時間をかけて書いた記事を公開しても全く読まれていない…。
「原因もわからないし、もう書くのはやめよう」
「私なんかが書いたらかえってイメージダウンにつながるのでは」と諦めてしまうのはとっても残念です。
ケース①解決策はこちらへ
ケース②起業したが、Web制作まで手が回らない
現在では小さな会社でも「Webサイトはあって当たり前」。でも、起業したてでは外注にかけられる予算も少なく、かといって自分で作るにはハードルが高いと悩むケースが多いようです。
小さな会社は特に他社との差別化を図りにくく、経営者ご本人のキャラクターや考え方が受注の重要な要因になり得ます。
顧客が商品やサービスの利用を検討する際、他社と比べるために、社名や経営者氏名で検索するのは自然な流れです。その際に、ほとんど情報が出てこず、所在地や設立年月日などの企業情報しかわからなければ、“予選落ち”してしまうかもしれません。
ケース②解決策はこちらへ
ケース③社名や氏名で検索されたときに、読まれたくないページが上位表示されてしまう
どんな人も、生まれたときから“経営者”だったわけではありません。高校や大学、新卒入社した会社、趣味のつながりなど、本名での活動はビジネスに限ったものではないでしょう。
経営者として活躍する今、「昔のプライベートな話には、恥ずかしいからあまり触れられたくないな…」という人もいます。
でも、充実した生活を送ってきた人ほど、若いころの情報が世に発信されていますよね。
ビジネス上の新たな情報が少ないと上書きできず、古いコンテンツが検索結果で真っ先に表示され続けてしまうケースが多いのです。
また、“同姓同名の有名人がいる” “似た名前の企業がある”など、せっかくコンテンツを作っても検索結果に浮上しにくい場合もあります。
ケース③解決策はこちらへ
ケース④経営者だが表に出るのが苦手
経営者といえど、話したり書いたりするのが好きな人ばかりではありません。スタッフに書いてもらう手もありますが、身内に「想いを熱く語る」心理的ハードルは思いのほか高いようです。
高度な技術を保有していても、コミュニケーションに苦手意識のある経営者さまもいらっしゃいます。
「こんなこと、この業界では常識だから」と謙虚さから語るのを“恥ずかしい”と思ってしまう人もいます。
ケース④解決策はこちらへ
インタビュー記事、どうやって書けばいいの?
4つのケースをご紹介しました。同様の悩みを持っている人もいるのではないでしょうか。
上記のケースすべてにお勧めしたいのが、経営者インタビュー記事の執筆です。
AMUの宣伝のようになってしまいますが、経営者や企業の想いを伝える文章は、「客観的な視点を持った第三者に書いてもらう」のがもっともうまく行くし、経営者やスタッフの皆さんの負担も最小限になると思っています。
私も自社のwebサイトに掲載するインタビュー記事を書いていますが、日常的に多くのインタビュー記事を書いていても、自分のインタビューを原稿化するのはとても大変でした。
独りよがりになってしまったり、既に自分の中にある事柄なので説明を省略してしまったり。出来上がった原稿を自分で何度も見返すのはもちろんのこと、校正者2人に念入りに赤を入れてもらいました。そのうち1人には、構成案の段階から何度も見せて、意見を交わしながら文章を組み立てていきました。
ひとりで書き上げるよりはいいとはいえ、校正するスタッフも社内の人間でしたから、きちんと客観的にみられているかと言われると、今でも不安が残ります。
書き慣れている人間ですらこうですから、ほぼ初めてWebの文章を書く人がいきなり自分のこと・事業について執筆するのはかなりハードルが高いだろうなぁと思います。
また、Web集客のための文章は、「Googleに配慮しなければならない」という点で、紙媒体とは違います。ここを理解してから執筆しないと時間と手間をかけても無駄になってしまうので注意してほしいところです。
社外の人に依頼したほうが負担が少ないとはいえ、どうしても自社で記事投稿を完結したい場合もあると思いますので、ここから先はインタビュー記事を書く際のポイントをお伝えします。
解決策①中身が大事!でも、少しだけGoogle検索への配慮を
①インタビュー記事の書き方がわからない
Webに掲載する文章は、チラシや雑誌などとは書き方を少し変えなければなりません。Web掲載用の文章を初めて書くとき、戸惑うのは「検索に引っかかるように書かなければならない」ことでしょう。これがいわゆる“SEO対策”です。
もちろん、一番大切なのは文章の中身ですから、SEO対策のために内容を変える必要はありません。
でも、数あるwebサイトの中からGoogleさんに拾ってもらいやすくするように、少しだけカタチを整えてあげたほうがいいんです。
せっかく一生懸命書いたのですから、Googleさんが喜んでくれるようにちょっとだけ書きかえてWeb集客に役立つ形にしましょう。
それだけで検索に引っかかるようになり、読者の目に触れる機会が激増します。
読者が読みやすい記事はGoogleからも高評価が得られるので、良い記事を書けば自然と検索の上位に上がってくるようになります。
具体的には、以下のポイントに配慮すべきです。
難しく思えるかもしれませんが、根底にあるものはいたってシンプル。「想いが読者にちゃんと伝わるよう、読みやすく丁寧に書こう」と意識すれば、それがSEO対策になります。
Google検索での上位表示だけを目的にしたSEO対策は本末転倒
余談ですが、Googleの評価基準は数か月単位でコロコロ変わります。検索エンジンは機械ですが、人間の感覚に近づこうと試行錯誤しているんだろうなぁと思います。だから、3か月前の「これをすれば上位表示される!」という裏技が今現在は効果なし、なんてことも日常茶飯事です。
小手先のテクニックだけに目を向けていると、Googleの評価基準が変わったとたん、順位が大きく下落し、途方に暮れてしまうわけです。
せっかく学んだテクニックも「時代遅れ」になったら、また原稿を書き直さなければなりません。
特にコラムでのSEO対策は、そのような状況に陥りがちです。
結局のところ、Googleさんに振り回されすぎず、「読者に伝わるように、わかりやすく丁寧に書こう」と真摯に向き合うのが一番の近道じゃないかな、とAMUでは考えています。
実際に私たちはデータ分析や「決まったワードを必ず 何回以上、入れ込んで記事を作る」といったことよりも、「読者が知りたいことを、いかに読みやすい記事に仕立てるか」の検討に膨大な時間を割いています。
これは、一般的な「SEO対策」とは少し違うかもしれません。
でも、そのおかげか、私たちの作ったコンテンツは、Googleのアップデートによる順位変動の影響をほとんど受けません。むしろアップデートされるたびに評価が上がっていくので“うれしいイベント”になっています。
解決策②指名検索されたときに読んでほしい記事を用意しよう
②起業したが、Web制作まで手が回らない
起業して間もない頃はやることが山積み。開業した時点でWebサイトがあるのが望ましいとわかってはいても、手が回らないのは当然かもしれません。
一番の難点はWebサイト制作にかかる費用です。簡単なサイトでも業者さんにお願いすると30万円以上、複数ページがあるサイトなら100万円以上の見積もりが出てくる場合もあります。
AMUのWebサイトは、有料のWordPressテンプレート『SWELL』を使用して自社で制作しています。作業工数はかなり削減できたものの、サーバーやドメインの契約とサイトの保守管理を全部自分で行うのはなかなか骨が折れます。webの知識がほとんどない方だと、かなりハードルが高いと言わざるを得ません。
自社のWebサイトが用意できないときもインタビュー記事があれば、Webサイトの代わり、とまではいきませんが、会社としての実態があり、ビジネスが動いていることを伝えられます。
掲載場所は自社サイトが一番のぞましいのですが、ない場合はブログサイトや、簡単にwebサイトが作れるサービスを利用してもいいでしょう。
無料ですぐに始められるのは、noteやFacebook、LinkedInなどの利用です。まずは「実在する人物・会社ですよ」と検索者に伝えられる場所を用意し、人間味のあるインタビュー記事を掲載しておけば、Webサイトがになうべき集客のための第一段階はクリア、と言えるのではないでしょうか。
解決策③きちんと書けば、指名検索順位は10日前後で入れ替わる
③社名や氏名で検索されたときに、読まれたくないページが上位表示されてしまう
私たちのこれまでの経験上、「ある程度ボリュームがあり、会社や経営者の濃い情報が書かれている記事」を新たにWeb上で公開すると、10日ほどでGoogle検索で上位表示されるようになります。
AMUが書いた経営者インタビュー記事は、私たちのサイトに掲載したものもあれば、お客様企業のサイトに掲載しているものもあります。
そのどれもが、公開から数日で名前・社名が検索されたときに表示されるようになり、10日ほどで10位以内に、数か月で1〜5位に表示されるようになりました。
ここで気を付けたいのが「Google検索に引っかかる場所にインタビュー記事を掲載すること」です。
サイト自体がGoogle検索に引っかかるように設定されていなかったり、表示されないように設定されたコミュニティだったりすると、いくら良い記事でもGoogle検索上には載りません。
また、「タイトル」「見出し」は、検索で上位表示させるための重要事項です。コラムページに目次が自動生成されるしくみが導入されていれば、自動でアンカーが作られて、タイトル並みに検索に引っかかるようになるので、設置できるならしたほうがいいでしょう。
解決策④質問に答える“インタビュー形式”なら自慢げにならずに想いを伝えられる
④経営者だが表に出るのが苦手
経験や知識に自信があっても、改めて口に出すのは気恥ずかしいもの。「裏方仕事のほうが本当は好き」と思っている人もいるかもしれません。
私もどちらかというと、ひとりで黙々と机に向かって、あれこれ考えながら試行錯誤するのが好きなタイプです。
でも、会社をやっていくにはどうしても表に出ないといけない…。そんな方におすすめなのが、「聞かれたから答える」というやり方ができるインタビュー記事です。
自分から話すのは難しくても、質問を用意してもらい、それに回答していくスタイルなら、知らず知らずのうちに内なる熱い想いが言葉となってあふれ出てきます。
これまでいろいろな業種の経営者のみなさんにインタビューしてきましたが、普段多くを語らない人こそ、口達者な人よりも、深く熱い想いを抱いていることが多いように感じます。「うまく伝えられていないだけ」なのではないかと思います。
お客様から「話すのが苦手で…」と前置きされることがありますが、ご本人はそう思っていても、強い想いのある事柄ならスラスラと言葉が出てくるものです。ご負担にならないようインタビュー前に「1時間程度、軽くお話を」とお伝えしていますが、次の予定がなければ、ほとんどの方が2時間以上お話ししてくださいます。
インタビューでは、話が前後したり、同じ話題が何度も出てきたりしても大丈夫。インタビュー内容を整理するために簡単な文字起こしはしたほうがいいと思いますが、原稿にするときは、話した順で書く必要はありません。
人前で話す際は、口から出た言葉は取り消せませんが、文章なら、よく考えてより伝わりやすい表現に変えられます。インタビューに立ち会っていない人にも読んでもらい、「表現を変えたほうが伝わりやすいかも」「もう少し事例や情報を追加したら良さそう」など、率直な意見をもらい、原稿をブラッシュアップしていきましょう。
一度ざっくり書いてから、数人でブレストをすると、さらに良い記事になりますよ。AMUではお客さまもチームに加わってもらい、何度も意見を交わしながら記事を創っていきます。
インタビュー記事に編集を加えると「本当のことを伝えていないようで後ろめたい」と感じる人もいますが、「その場で思いついた言葉のままで書くこと」と「正確に想いを伝えること」はイコールではないと思うのです。
インタビュー記事では「読者に正確に想いを伝える」を重視し、内容を練っていきましょう。
インタビュー記事執筆がブランディングに一役買うことも
Web広告で即効性があるのは、お金を払って検索結果の上位に表示させる「リスティング広告」でしょう。しかし、ご存じの通り運用にはずっと費用がかかり続けますし、広告をやめた途端、効果はなくなります。
コラム運用やインタビュー記事掲載は、効果が出るまで少し時間がかかりますが、一度軌道に乗って上位表示されるようになれば、効果はずっと続きます。
またコラムやインタビュー記事を創り上げる工程で、自社の商品サービスを客観視できるので、社内のブランディングにつながります。そしてもちろん、仕上がったものは企業の想いを伝える大切な資産になるでしょう。
創り出す作業は時間がかかりますが、その労力をはるかにしのぐものが得られるのがインタビュー記事制作です。
一歩踏み出すには勇気がいるかもしれませんが、webでの集客にお悩みの方はぜひ自社サイトに、経営者やスタッフへのインタビュー記事を掲載することをおすすめします。
「社内で書くのは難しいなぁ」と思った方は、AMUでお手伝いしますので、お気軽にお問い合わせください!