SEOライティングの外注 ライター・制作会社に伝えるべき項目/記事制作・ライティングの外注Q&A(6)

株式会社AMU コラム編集室です。私たちは企業ブログやコラムの執筆代行や企画・戦略を練るお手伝いをしている会社です。

今回のテーマは、SEOライティング・Webライティングの外注を利用して記事を制作する際、外注先に伝えるべき内容です。

みなさんの疑問には、あむ先生が答えてくれます。ではさっそくスタートしましょう!

SEOライティングの外注 ライター・制作会社に伝えるべき項目/記事制作・ライティングの外注Q&A(6)

記事制作・ライティングの外注Q&A(6)



SEOライティングの外注 ライター・制作会社に伝えるべき項目

記事制作・ライティングの外注Q&A(6)


contents

外注先に伝えるべき項目は7つ

外注先とのコミュニケーションにおいては、いちいち言わなくても、このくらい当然わかってくれるだろう、と思うのは禁物です。自社の常識・当たり前はあくまで社内だけのものであると忘れてはいけません。

どんなにすぐれたライターさんでも、案件理解が不十分では良い記事は作れません。とはいえ、情報共有には時間も手間もかかりますから、どの程度詳しく伝えれば良いのか、どこまで丁寧に対応すべきか迷うところです。

最低限、伝達したい項目7つと、伝え方のポイントを具体的に見ていきます。

【1】企業の情報全般

提供する商品・サービスについて、特徴や強み、業界内での立ち位置、競合と比較した際の差別化ポイントを伝えます。

あむ先生

コンテンツマーケティングとしてコラムを運用するケースでは、記事内で、広告的に自社の製品をアピールする記事は書きません。しかし、これらは記事を制作する側が最低限、持っておくべき背景知識です。

なぜなら、ライティングの担当者がこのような知識がないまま執筆すると、記事中でうっかり
・自社製品・サービスの弱みに触れてしまう
・競合製品の優位性を強調してしまう

などの事態が起こるかもしれないからです。

最初の時点で、きちんと共有しておきましょう。

【2】SEO戦略

企業として何を目的にSEO対策を行うのかは必ず伝えてください。

あむ先生

検索順位での上位獲得は手段の一つに過ぎません。最終的に何を狙うのか、具体的に説明します。

・お問い合わせ増加
・露出像による知名度アップ
・企業ブランドイメージの向上
など、目的によって記事の構成や結論も異なってきます。

あわせて、サイトへの現在のアクセス状況と、具体的な数値目標も提示しましょう。

もし既に取り組んできたSEO対策があれば、具体的に行った施策とその結果も共有しておくと、外注サイドでの戦略立案のヒントになります。

【3】ターゲット層・詳細なペルソナ

記事を届けたい読者はどんな人か、想定する具体的な人物像を伝えます。

ターゲット層はざっくりとした区分で、性別や年齢、職業、趣味、年収、家族構成、体型、学歴などまで決めた架空の人物像をペルソナといいます。

あむ先生

リアルなペルソナを描くと、一貫性・統一性のある記事が書きやすくなります。さらに、読者の疑問や興味関心を深堀りしやすくなるので、ユーザーの検索意図を満たせる記事になり、SEO効果も出やすくなります。

また、購入に至るまでのカスタマージャーニーマップが描けているのなら、あわせて伝えます。外注先に、自社のクライアントをより正確に理解してもらえますよ。

読者に関する想定は、記事のクオリティにも直結する非常に重要な情報です。同じテーマで執筆しても、想定読者像をどう設定するかによって、書きぶりがまったく変わってきます。抜け・漏れのないよう、丁寧な伝達を心がけましょう。

【4】上位表示を目指すキーワードと想定タイトル・文字数

記事の執筆のみを依頼する場合は、上位獲得したいキーワードを選定し、一覧にして渡します。コンテンツマップを自社で作成できているなら、ぜひ外注先にも共有してください。それぞれのキーワードを選んだ目的、想定できる記事タイトル、文字数などもあわせて伝えると、より良い記事制作につながります。

あむ先生

キーワードが具体的に決められていない、思いつきでなんとなくあげたキーワードばかり、といったケースでは、キーワード選定・コンテンツマップの制作から外注先の協力を仰げないか相談すべきです。企業ブログ・コラムの運用ではコンテンツマップに基づいた計画的な取り組みなくしては成果がともないません。
SEOライティングのプロなら、キーワード選定も対応可能ですから、一緒にお願いするのが早道です。

キーワード選定から外注先にすべて丸投げで依頼したい場合は、外注先とは一層、丁寧なコミュニケーションが必要です。ビジネスとして目指す内容を事細かに伝えていきましょう。

【5】書き手・話し手の設定

誰が何の目的で発信している文章か明らかにするのは、記事の一貫性を保つ上でも、読者からの信頼を獲得する上でも、非常に重要です。

あむ先生

・特定のスタッフの名前を執筆者として出す
・◯◯社のコラム編集部とする
・オリジナルキャラクターを登場させる

など、いろいろな方法があります。
どのスタイルを選ぶかで記事の難易度や親しみやすさ、読みやすさも大きく変わります。

読者の属性によって好まれるテイストは異なります。社内でいくつか想定を出したうえで、最終的には外注先と相談して一緒に決めるのもおすすめです。

【6】業界特有の言葉・常識と使用NGワード

あむ先生

どんな業界にも、多かれ少なかれ、業界内でのみ通じる専門用語や、一般にはあまり知られていない常識がありますよね。業界に長く身を置いていると感覚も麻痺してきて、社外の人と喋ってみたら話が通じなくて驚いた経験はありませんか?

業界内部の人だけがターゲットの記事なら、専門用語を連発しても、読者はついてきてくれるでしょう。でも、ライターや制作会社がそれらの用語をスムーズに理解できるとは限りません。

あむ先生

外注先のライターさんも、業界の常識や専門用語について勉強するはずですが、依頼企業の側から積極的に共有しておいたほうが早道です。

また、外注先とのやり取りの中で、「この内容は一般的な情報ではなかった」と気づかされるケースも出てくるでしょう。そんな気づきは、記事制作の貴重なヒントになりますから、専門用語・常識のすり合わせのためのミーティングをやっておいて損はありません。

なお、金融・医療・法律などに関連する業界では、法規制の関係でNGワードや、要注意の表現方法が出てくることもあります。こういう書き方は避けて欲しい、読者の心情に特に配慮してほしい、などの要望があれば、まとめて伝えておきましょう。

【7】入稿作業の手順

あむ先生

ライティングだけでなく、納品後の記事の下書き・公開作業もあわせて依頼するなら、CMSの操作説明やログイン情報の伝達も行いましょう。
セキュリティ面が気になる場合は、操作権限の範囲を限定すると良いですよ。

外注先への丁寧な情報共有がSEOライティングを成功に導く

外注先への情報伝達は非常に重要な工程です。特に初期では、コミュニケーションにかける時間を惜しまずに臨みましょう。記事制作が走り出してから大規模修正を繰り返すと、直す側も、直される側も、心が折れてしまいます。最初の時点から外注先と依頼元とが同じ認識で取り組むことが、成功への近道です。

最初は時間ばかりがかかるように思えるかもしれませんが、同じ外注先と長く付き合えば、コミュニケーションコストは確実に減らせます。SEOライティングのプロが正しく情報を把握して執筆すれば百人力ですから、成功のための初期投資ととらえ、丁寧な情報伝達ができるといいですね。

AMUのコラムでは「SEOライティングについてこれが知りたい」「これってどうなの?」そんな疑問・ツッコミに答えていきたいと思っています。直球な質問・素朴な疑問、ぜひお気軽に、お問い合わせフォームからお送りください。

企画・編集:井上
アドバイザー:鹿倉

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社AMU代表取締役副社長。
大阪大学文学部を卒業後、言語聴覚士として大学病院や補聴器販売店でリハビリ業務・接客を経験。2017年、コンテンツ制作の道へ。Web制作会社でライター兼ディレクター職として企画・取材・執筆・編集を行う。コロナ渦の中国駐在を経て帰国、AMUに参画。

contents