外注をおすすめするケース・やめた方がいいケース/記事制作・ライティングの外注Q&A(3)

株式会社AMU コラム編集室です。私たちは企業ブログやコラムの執筆代行や企画・戦略を練るお手伝いをしている会社です。

今回のテーマは、SEOライティング・Webライティングの外注で、外注利用を検討すべきケース・やめておいた方が良いケースです。
外注の利用を迷っている方は、メリットとデメリットを天秤にかけて比較すると思いますが、具体的な状況で考えると、もっと想像しやすくなりますよ。

みなさんの疑問には、あむ先生が答えてくれます。ではさっそくスタートしましょう!

外注をおすすめするケース・やめた方がいいケース

記事制作・ライティングの外注Q&A(3)



外注をおすすめするケース・やめた方がいいケース

記事制作・ライティングの外注Q&A(3)


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SEOライティングの外注を検討すべきケース4つ

(1)大量の記事が必要

あむ先生

執筆は基本的に時間のかかる作業です。担当者の人数にもよりますが、例えば月に10本以上の記事を投稿予定なら、中小企業では、社内リソースだけでまかなうのは難しいと思います。
担当者に負担がかかって途中で記事の執筆が止まってしまうと、次の担当者もどこから手をつけたらいいのかわからず、記事投稿自体がストップする事態になりかねません。

特に、短期集中で一定数の記事を公開したいなら、最初から外注に頼る前提で進めるのが手です。実は、ギブアップしてから外注するより、スタート時点から依頼しておく方が、長期的に見たときにメリットがあります。

あむ先生

特定のテーマで書き続けていると、ライターさんの知識レベルは自然と向上していきます。最初はその分野について初心者で、調べながらの執筆でも、数ヶ月、1年と経つ頃には、踏み込んだ発展的なテーマで執筆できるレベルになります。
SEOライティングで上位表示を達成するには、オリジナルの意見を盛り込んだ質の高い内容がポイントです。つまり、執筆者が該当分野を熟知していなければならないんです

記事にしたい分野に精通した専門ライターさんに依頼できれば良いのですが、適任者がすぐ見つかるとは限りません。だからこそ、外注ライターさんに初期から継続して関わってもらい、ライターさんの知識レベルを無理なく引き上げられることにメリットがあるんです。

初歩的なテーマを書き尽くし、発展的な内容に差し掛かったところで外注先を探しても、満足のいくクオリティで執筆できる人には巡り会えないかもしれません。
のちのち外注を利用する心づもりの企業もあるかもしれませんが、最初から外注ライターさんと一緒に取り組む利点も知っておいてもらえればと思います。

(2)専門性が高い分野

例えば、法律・不動産・金融・医療などは、専門用語が数多く登場し、一般の人にとってなじみが薄い分野です。弁護士や税理士、不動産を扱う業者、医療関係者であれば、文章執筆は難しくないと思われるかもしれません。

しかし、専門知識がない人が見たときにもわかりやすい内容で書けるかと言われると、また別の難しさがあります。
業界に属する人なら難なく読める文章でも、他業界の人にとってはそうはいきません。

あむ先生

Webサイトで公開される文章は、「難しい・わかりにくい」と判断されると、その瞬間に読者はページを閉じて離脱して別のサイトに行ってしまいます。
自腹を切って購入した書籍や教科書なら、難しい内容も理解しようと向きあいますが、無料で読めるコラムに対しては読者もシビア。読んでストレスを感じる専門用語が多用された長文は、Webの読者には響かないんです。

業界にどっぷり浸かっていると、一般の人の感覚を忘れてしまいます。読者にとって何がわからないのかがわからない、そんな事態が起こりがちです。
外注先の執筆代行サービスを上手に利用すると、専門家の感覚と一般読者の感覚の間にあるギャップを埋められますから、良いコンテンツが作れるんですよ。

(3)社内にSEOの専任担当者を置く予定がない

あむ先生

SEOライティングは比較的、ニッチな領域です。実務レベルでの経験者は多くはありません。自社でSEO対策にブログ・コラムをスタートするなら、担当者に勉強時間を与え、社内にSEO知識を蓄積していくしかありません。
それに加え、SEO業界は情報の更新ペースが早いため、日々の情報取集は必須。ですから、専任の担当者がいなければ、効果的な対策は難しいんです。

社内に知識のある人はいるか、業務時間内に勉強時間を割く余裕があるかを確認のうえ、どちらもNOなら外注を検討した方がいいでしょう。

(4)SEO対策の難易度が高い業界

・検索結果にたくさんの有料広告が表示される、競合の多いキーワードで上位表示を狙いたい
・競合が軒並みWebでの集客に非常に力を入れている

こんな状況で後発サイトが新たにSEO対策を始めるなら、難易度は非常に高いと考えてください。

あむ先生

SEOライティングの成果が現れるまでには、基本的に数ヶ月必要ですが、多数の競合がSEO対策に力を入れているキーワードなら、難易度はさらに上がります。
定石通りのやり方では成果が出づらく、暗中模索の期間が長くなれば担当者の心も折れてしまいます。ライティングだけでなく、戦略設計の段階からプロに頼るのが賢明です。

では逆に、SEOライティングを外注しない方がいいのはどのような状況でしょうか。

SEOライティングを外注しない方がいいケース

(1)自社の重要情報を明かしたくない

執筆にあたって、企業の核となる重要情報を外注先のライターさんに伝える必要が出てきます。ここが問題になってくるケースがあります。

あむ先生

例えば、製造業で、特許出願前の新技術について明かす必要がある、となればどうでしょうか。記事内で新技術について詳細に記述しなくとも、そういった背景までライターが理解して執筆しなければ、ありきたりな内容になり、自社の強みを効果的に読者にアピールできないかもしれません。
また守秘義務を課したうえで信頼できたとしても、特殊な技術の情報を正しく伝えるには、時間がかかります。

依頼する企業・外注する側、双方の負担になりますから、外注はやめたほうが無難かもしれませんね。

(2)妥協できない

ブランドイメージを守りたい、社内カルチャーに即した書きぶりが良い、という想いが非常に強い企業も外注は難しいかもしれません。

あむ先生

経営陣に妥協できない明確なポリシーがあれば、自社のスタッフが執筆しても、なかなかOKが出ない場合もあります。
社外の人に任せると、納品された記事に大量の校正が入り、かえって手間が増えるのはよくある話。最悪、帳尻合わせに、社内で記事の書き直しも覚悟しなければなりません。「わざわざ外注したのに…」と恨み言をいうくらいなら最初から内製する方がスムーズですよね。

(3)単発案件・数本だけの依頼

今月1本だけ書いて欲しい、コラムをスタートするので軌道に乗るまで3ヶ月だけ外注したい、といった依頼では、受注先が見つかりにくい傾向にあります。

あむ先生

SEOで成果を出せる質の高い記事を書くには、業界や企業に関する知識のインプット、競合調査、トレンドの把握など、執筆作業に入る前段階で、数々の準備を行います。ライターさんは、企業ごとに異なる執筆ルールも頭に入れなくてはなりません。

ある程度まとまった本数を依頼してもらえるのなら上記の負担は相対的に低くなります。しかし、わずか数本の依頼であれば、それだけのために手間はかけられない、と外注先に判断され、断られる可能性は十分にあります。
それでも引き受けてくれる業者さんは文章のクオリティや結果が期待できないケースも…。
また、コミュニケーションに時間がかかるのは、依頼する側にとっても同様ですから、SEOライティングの外注はまとまった本数の依頼を前提に考えましょう。

個別の事情もあるので必ずしも一概に、頼むべき・やめておくべき、と言えるわけではありませんが、記事制作を外注すべきか、考える際の参考にしていただければと思います。

AMUのコラムでは「SEOライティングについてこれが知りたい」「これってどうなの?」そんな疑問・ツッコミに答えていきたいと思っています。直球な質問・素朴な疑問、ぜひお気軽に、お問い合わせフォームからお送りください。

企画・編集:井上
アドバイザー:鹿倉

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この記事を書いた人

株式会社AMU代表取締役副社長。
大阪大学文学部を卒業後、言語聴覚士として大学病院や補聴器販売店でリハビリ業務・接客を経験。2017年、コンテンツ制作の道へ。Web制作会社でライター兼ディレクター職として企画・取材・執筆・編集を行う。コロナ渦の中国駐在を経て帰国、AMUに参画。

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