SEOライティング外注の流れ 全体像8ステップとポイントを解説/記事制作・ライティングの外注Q&A(5)

株式会社AMU コラム編集室です。私たちは企業ブログやコラムの執筆代行や企画・戦略を練るお手伝いをしている会社です。

今回は、SEOライティング・Webライティングを外注して記事制作をする際の、全体の流れをお伝えします。外注先選びから記事の公開まではどのように進むのか、それぞれの段階でのポイントも具体的に解説します。外注を検討中の方はぜひ参考にしてください。

みなさんの疑問には、あむ先生が答えてくれます。ではさっそくスタートしましょう!

SEOライティング外注の流れ 全体像8ステップとポイントを解説

記事制作・ライティングの外注Q&A(5)



SEOライティング外注の流れ 全体像8ステップとポイントを解説

記事制作・ライティングの外注Q&A(5)


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SEOライティングの外注を利用して記事を作成する8ステップ

【1】全体設計

企業ブログやコラム運用をスタートするには、まず決定しなければならない事項として
・取り組みの目的
・具体的な数値目標
・取り組む期間
・かけられる費用
など全体の設計に関わる要素があります。

あむ先生

外注を利用する場合は、これらに加えて外注費用の算出も行いましょう。
外注先を検討する要素の一つにもなりますから、ターゲット層上位表示を目指すキーワードといったコンテンツの中身に関わる部分も、ある程度、具体的に固めておきましょう。

【2】ライティングの外注先を検討・決定

次は外注先選びです。記事執筆をどこに外注するか、どのようなライターさんに依頼するか検討します。

あむ先生

ライティングの質は取り組みの成果にダイレクトに関わる部分です。選定はじっくり行いましょう。テストライティングやポートフォリオ提出を課して、力量を見極めます。

複数の外注先候補から見積もりをとって比較するといいですよ。単純に価格を比べるだけではなく、多角的な方面からの検討をおすすめします。(関連記事:外注ライター・制作会社の選び方 8つのチェックポイント)長期的に、安定して付き合っていけそうな外注先を選びましょう。

外注先が決定したら、契約書の締結や、秘密保持契約・発注書の取り交わしなどを行います。

【3】コンテンツマップの作成

企業ブログ・コラムの全体像を把握できるコンテンツマップを作りましょう。検索結果で上位獲得を狙いたいキーワードの一覧を決定し、キーワードに応じた具体的なタイトル案を記入します。コンテンツマップは、外注先と共有するためにも非常に重要な必須アイテムです。最初に用意しておくとスムーズに作業が進みますよ。

あむ先生

ちなみに、ライティングを外注をしない場合でも、企業ブログ・コラムを、コンテンツマップもなく書き進めるのはNGです。数ヶ月であれば思いつきのままに記事を投稿していっても大きな問題にはぶつからないかもしれません。
しかし、続けるうちにやがて
・似たような記事を何本も書いてしまう
・テーマ選定がブレて、ターゲット層に読まれていない
・ブログ担当者しか全貌を把握できていない
・成果が出づらく、何のための取り組みかわからなくなる
など、多くの困りごとが発生します。

修正やリライトをする段になって初めて必要性を感じても、そこからコンテンツマップを整備するのは非常に骨の折れる作業です。

なお、外注先によってはライティングだけでなく、キーワード選定を含めたコンテンツマップの作成から依頼できる場合もあります。

あむ先生

コンテンツマップ作成では、検索ボリュームや競合性の調査などで、Google広告のキーワードプランナーをはじめとした専用のツールを使います。専門用語の理解が必要ですから、社内にSEO知識を持つスタッフが全くいなければ、自社で作り上げるのはかなりの手間です。
コンテンツマップを初めて作成するなら、制作会社やライター・ディレクターと一緒に取り組めると心強いと思います。

【4】外注先への情報共有

外注先に、執筆のために必要な情報を伝達します。
自社にとっては初歩的な内容や、当たり前のことも、すべて言語化するつもりで、できるだけ詳細な説明を心がけます。

あむ先生

書面での情報共有だけで済ませず、キックオフミーティングとして、外注先と会話する機会を設けましょう。日常の打ち合わせはオンラインで行えば、遠方のライターさんにも参加してもらいやすくなります。

ライターさんから原稿を受け取り、こんなはずじゃなかったのに、となるのはたいてい、初期の段階での情報伝達がうまくいっていないのが原因です。優秀でスキルのあるライターでも、依頼主がきちんと伝達し、ライターさんが依頼内容を正しく理解していなければ、期待通りの原稿はあがってきません。

特に初期は、やり取りにかける労力を惜しまず、丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。

【5】提出された原稿の確認と修正

ライターさんや制作会社から原稿が納品されたら、チェックします。

・誤字脱字や事実誤認はないか
・規定の文字数は守られているか
・読みやすい文章で書かれているか
・書きぶりは自社のイメージに合っているか
・ターゲットとする読者にとって適切なレベル感で書けているか
などを一つずつ確認していきましょう。

依頼主側が文章の校正に不慣れなうちは、複数人で校正にあたると良いですよ。多くの人の意見が入るほど、記事の内容もブラッシュアップされていきます。

あむ先生

校正する際は、記事の質を高めるための追記も意識しましょう。
「こんな情報があると、より読者の興味を引くだろう」「これについて検索する人は、こんな悩みを抱えているはずだから、記事内でも触れておこう」といった具合に、付け加えた方が良さそうな情報を記事に足します。

契約内容にもよりますが、修正依頼に応じてくれるライターさんなら、どんな意図で校正を入れたか、理由まで伝えるようにします。

あむ先生

微妙な言い回しの変更であれ、なぜそちらのほうが適切だと思ったかを言語化して共有することで、記事制作で自社が大切にする価値観を伝えられます。修正の意味をライターさんに理解してもらい、次回以降の執筆に活かしてもらいましょう。

【6】納品原稿を受領し、記事を公開

原稿が完成したら、CMSへの入稿と公開作業に移ります。
WordPressのように一般的なCMSを利用している場合、入稿作業を引き受けてくれる外注先もあります。自社では操作に不慣れで難しい、リソースが足りない状況なら、相談してみましょう。

【7】記事の効果測定と外注先へのフィードバック

SEOライティングは、一度書いたら終わりではなく、成果を測定し、必要に応じた記事内容の見直しは必須です。

あむ先生

GoogleサーチコンソールやGA4といったツールを利用して、アクセス状況を解析し、狙った効果が出ているか、想定した読者に届いているかを確認、外注先にも共有します。ライターさんに具体的に改善点を伝え、執筆精度の向上を目指しましょう。

自社での効果測定が難しければ、ライティングとあわせて効果測定まで外注先に依頼するのも一つの手です。

あむ先生

一部のコンテンツ制作会社では、効果測定やコンサルティングがセットになったプランを用意している場合もあります。書きっぱなしではSEOライティングの効果は半減してしまいますから、必要に応じて効果測定の部分も外注利用を検討してください。

【8】請求書の受領と外注先への支払い

納品まで完了したら、請求書を発行してもらい、内容を確認します。

あむ先生

取引内容、取引金額、氏名・住所などは請求書に必ず記載すべき項目として定められています。抜け・漏れがないかチェックしてください。請求書に源泉徴収額を記載してもらいたい場合はあらかじめ伝えておきましょう。
2023年10月からはインボイス制度が施行されました。外注先が課税事業者になっているのであれば、登録番号も記載してもらってくださいね。

SEOライティングを外注する際の全体の流れをお伝えしました。社外とのやりとりになるため、最初は工程が多く時間がかかるかもしれませんが、慣れてくるとルーチン作業になります。負担軽減の意味でも、同じ外注先と継続的にお付き合いできるといいですね。

AMUのコラムでは「SEOライティングについてこれが知りたい」「これってどうなの?」そんな疑問・ツッコミに答えていきたいと思っています。直球な質問・素朴な疑問、ぜひお気軽に、お問い合わせフォームからお送りください。

企画・編集:井上
アドバイザー:鹿倉

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この記事を書いた人

株式会社AMU代表取締役副社長。
大阪大学文学部を卒業後、言語聴覚士として大学病院や補聴器販売店でリハビリ業務・接客を経験。2017年、コンテンツ制作の道へ。Web制作会社でライター兼ディレクター職として企画・取材・執筆・編集を行う。コロナ渦の中国駐在を経て帰国、AMUに参画。

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